先週約一週間スティーブが帰ってきていた。
もうすぐ刑務所に入らないといけないいつものキャプテンの代わりに、今シーズンだけキャプテンを務めるマーリーとうまくいかなかったスティーブ。
一等航海士を務めるスティーブはキャプテンの左腕。
だから二人の意見が違えばやっぱりうまくはいかないもの。
9年ほど漁をしていないマーリーは、昔気質の荒い海の男。片足の、いかにも海賊。
声は荒げるし、自分が一番の漁師と信じて疑わない。
しかも、クルーの給料などの話し合いで自分だけ得をしようと、割の合わない振り分けをしたのが、決め手でスティーブは彼の元を去ることに決めた。
今年はあと漁を止めて帰ってくるつもりでいたんだけれど、幸いにも数年前に何度か仕事をしたことのあるフィルというスティーブが尊敬するキャプテンから連絡があり、彼の元で残りのシーズン仕事をすることになった。
次の港での漁が解禁になるまでの一週間、家に戻ってきたというわけ。
まぁ、細かいことは省略しちゃうけど、家族がまた一緒になれた特別な一週間だった。
空港で待っていた私たち。
ハンナの反応が気になるところ・・・。
始めはやっぱりちょっと不確かな感じだったし、スティーブも心配してたからちょっとぎこちなかったけど、そんな心配もなんのその、すぐになれて二人とも笑顔。
その夜は、ハンナも久しぶりにパパが帰ってきたので興奮していたみたい。
なかなか寝付かず、隣で横になる私を乗り越えてベッドにつかまり立ち。
すでにベッドに入っていたスティーブに"Dada!"(「ダダ」はお父さんという意味の赤ちゃん言葉)と声をかけては、スティーブの顔を引き寄せてキッス。
それを何度も何度も繰り返していた。
スティーブもそんな娘がもう愛おしくって愛おしくって・・・!
すてきな一日となった。
ヨーグルトをスプーンで一人で食べてみる。
朝夜は気温が一気に下がって、私たちも早速暖炉に火を点した。
薪がパチパチ燃えていく音と、オレンジの火がとても心地いい。
その火の前で家族団欒。
夢のように幸せです。
ありがとう。
あっという間に一週間は過ぎていって、火曜の朝にスティーブは再び漁にでるためウエスタン・オーストラリアに飛んでいった。
今日の午後船は出港。
長くても3週間、遅くてもハンナの誕生日前には帰ってくる予定だから、今回の見送りはそれほど辛くなかった。
スティーブが帰ってくる頃には、ハンナも一歳か・・・。
0歳の残り3週間、楽しもう!
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15 年前
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