また出発したはずの港に戻ったと電話があったけれど、
今日午後4時にスティーブが今年も漁に出発した。
下のバックデッキで手を振ってるのはスティーブ
スティーブの乗るボート『CA-DENⅡ(ケイデン2)』
朝8時から港に出て、正午までには出発だったはずが、準備がすべて終わっていなかったのと、
クルーの一人が来ていないということで出発が延期に。
なんと話によると、そのクルー・マティが夕べ酔って他のボートのクルーを刺したんだとか・・・
怖っ・・・!!
それで、刑務所に入ったとかなんとか・・・・・
よくスティーブが、遠洋漁業にでるクルーの中には犯罪者が多いっていう話をしていたけど、
こんなにリアルに起こるとは思わなかった・・・
マティ、数日前に会ったときはあったかそうな人だったのに。
まぁそんなこんなでスティーブともうちょっと一緒に居られた。
ランチしたり芝の上でゴロゴロしたり。
ランチの時に。ハンナとパパのビッグキッス
後で発覚したことだけど、実はマティ、捕まってなくて、事実は闇の中。
昼前には、刺された人の兄弟といとこが「他に誰が関わっていたんだ」「リベンジする」とか言って港に来たりして、結構物騒なかんじだった。
とにかくキャプテンがマティはもう要らないと言ったから、
スティーブが彼の荷物を持って公園で渡すことに。
会ってみると、自分がやったんじゃない、事故だったという話。
マティは酔っていてスピードもやっていたとかいう話だから、実際はどうなのかわからないけど。
マティ、3ヶ月のベイビーがいるのに・・・。
どうにか罪を晴らして途中からオンボードしたいみたいだけどね。
今回の漁、ベテランと呼べるのがスティーブ本人入れて全10人中4人しかいない中、
マティが抜けたら(キャプテンはデッキの仕事はしないから)ほんの2人だけしかちゃんと仕事を知ってる人がいないわけで、スティーブもマティが戻れるなら戻ってきてほしいと思う気持ちが強いみたい。
キャプテンとクルーの間に立ちながらクルーに指示を出して、新クルーたちに漁について一から指導しながら自分もホタテの処理をするという、体がひとつでは足りなくなりそうだ。
出発間にいろんなことが起こって少しナーバスになっていたスティーブ。
もう起こりうる最悪の事態は起こってしまったから、後は前進するだけだよと励ました。
午後4時、準備が整って、スティーブが私とハンナにビッグハグ&キス。
新クルーにあれこれ指示を出しながら、出港。
上のバックデッキから私たちに大きく手を振っていた。
2ヶ月したら会えるし、2ヶ月なんてあっという間。
彼が仕事をしている場所や様子がわかると、知らなかったときよりもなんとなく気持ちが楽だ。
そう強く心を持って、いくら我慢したって、頭と心じゃやっぱり違うのね。
どうしたって涙は流れてくるものみたい。
ハンナも、いつもとちょっと違うバイバイを感じたのか、
声も出さずにただ遠ざかっていくパパの乗った船を眺めていた。
真ん中に見えるのが『CA-DENⅡ』
ハンナとビーチから眺めた。
後は、とにかく彼の無事を祈るばかり。
明日の夜にはアデレードだ。
家族とすごせるから、ちょっとは気持ちが晴れるかな。
楽しみだな。





