2010年4月14日水曜日

母さんのオーストラリア2

朝早く起きて、カンガルー見学ツアーに。
ツアーと言っても、アンディと一緒に後ろのゴルフコースにお散歩。
日が短くなって、朝7時にようやく太陽が顔を出すため、まだ薄暗い。
いつもなら20頭は居ると言う話(私もビューティーに来てからは見たことなかった)だったけど、一頭も居ない・・・。
あったのは足跡と糞のみ・・・。
まぁ、確かにいることにはいるみたい。笑。

ということで、車でちょっと走って他のスポットに行ってみることに。
なんと、次のスポットにもいない!
アンディは「こんなことめったにないよ!悔しいなー」と次第に意地になってきた。
日もすっかり昇り、もう丘に戻っちゃったんじゃないの・・とか、オーストラリアの野生カンガルーにはビギナーズラックなしか、なんて落胆気味の私たち。
アンディは諦める様子なしでまた次のスポットへ。

イエス!イエス!!イエス!!
いましたいました!20頭以上のカンガルーが朝ごはんを食べていた。
興奮しちゃったね。
母さんも、「こんなに普通にいるのね」と驚いた様子。

翌日の朝には、一人でゴルフ場にカンガルーを見に行った母。
今回はたくさん近くで見れたみたいよ。

ワイナリーが近くに何件かあるので、ランチをしに行った。
昼からワインなんて飲んで、日本で仕事してたらなんかイケナイことしてる気になっちゃうよね。
天気もよくて気持ちよかった!


オーストラリアの小さな町に行ってみようということで、ビューティーから車で約1時間15分の所にあるビーチワース(Beechworth)にドライブ。

ビューティーは小さな町だけど、ビーチワースもビューティーの3倍くらいしかないこじんまりとした町。
おいしいと有名なベイカリー(パン屋さん)でランチをして、十字に広がったメインストリートを散策。かわいい私好みのお店も何件かあって、ウインドウショッピングが楽しい午後だった。

道中、ヤッカンダンダ(Yackandandah)という町を通るんだけど、母さんが一生懸命発音を練習。
「ヤカンダンダン」「ヤッカダンダン」「ヤッカンダンダン」・・・・ 笑!!
なかなか難しいようだ。
母さんTシャツ近々送るからね!

つづく

スティーブ

先週約一週間スティーブが帰ってきていた。

もうすぐ刑務所に入らないといけないいつものキャプテンの代わりに、今シーズンだけキャプテンを務めるマーリーとうまくいかなかったスティーブ。

一等航海士を務めるスティーブはキャプテンの左腕。
だから二人の意見が違えばやっぱりうまくはいかないもの。

9年ほど漁をしていないマーリーは、昔気質の荒い海の男。片足の、いかにも海賊。
声は荒げるし、自分が一番の漁師と信じて疑わない。
しかも、クルーの給料などの話し合いで自分だけ得をしようと、割の合わない振り分けをしたのが、決め手でスティーブは彼の元を去ることに決めた。

今年はあと漁を止めて帰ってくるつもりでいたんだけれど、幸いにも数年前に何度か仕事をしたことのあるフィルというスティーブが尊敬するキャプテンから連絡があり、彼の元で残りのシーズン仕事をすることになった。
次の港での漁が解禁になるまでの一週間、家に戻ってきたというわけ。

まぁ、細かいことは省略しちゃうけど、家族がまた一緒になれた特別な一週間だった。

空港で待っていた私たち。
ハンナの反応が気になるところ・・・。
始めはやっぱりちょっと不確かな感じだったし、スティーブも心配してたからちょっとぎこちなかったけど、そんな心配もなんのその、すぐになれて二人とも笑顔。

その夜は、ハンナも久しぶりにパパが帰ってきたので興奮していたみたい。
なかなか寝付かず、隣で横になる私を乗り越えてベッドにつかまり立ち。
すでにベッドに入っていたスティーブに"Dada!"(「ダダ」はお父さんという意味の赤ちゃん言葉)と声をかけては、スティーブの顔を引き寄せてキッス。
それを何度も何度も繰り返していた。
スティーブもそんな娘がもう愛おしくって愛おしくって・・・!

すてきな一日となった。

ヨーグルトをスプーンで一人で食べてみる。

朝夜は気温が一気に下がって、私たちも早速暖炉に火を点した。
薪がパチパチ燃えていく音と、オレンジの火がとても心地いい。
その火の前で家族団欒。
夢のように幸せです。
ありがとう。

あっという間に一週間は過ぎていって、火曜の朝にスティーブは再び漁にでるためウエスタン・オーストラリアに飛んでいった。
今日の午後船は出港。
長くても3週間、遅くてもハンナの誕生日前には帰ってくる予定だから、今回の見送りはそれほど辛くなかった。

スティーブが帰ってくる頃には、ハンナも一歳か・・・。
0歳の残り3週間、楽しもう!

2010年4月10日土曜日

母さんのオーストラリア1

翌朝、スティーブの釣りスポットでもある湖(ため池)の周りをお散歩。
静かな気持ちのいい朝だった。

帰ってすぐに我が家初とうもろこしを収穫!
歯っかけだし蒸してみてもあまり甘くなかったけど、初コーン!!めでたい!

母はこの後すぐに全身リラクゼーションマッサージを受けに友人のエマの所へ。
とっても気持ちよかったって!!
旅の疲れが取れるといいね。

午後、アンディ・サラ・ビリーとお茶(ランチ)しに街のベイカリー(パン屋さん)へ。
たった3分のドライブ中にハンナが大量のNo.2を・・・・。
ちょっとだし、大丈夫と思って着替えを持っていかないときに限ってこれだもん!
一旦家に戻ってお着替え。
気を改めてベイカリーへ。

母さんはオーストラリア名物ミートパイに挑戦!
おいしいと食べてくれたよ!

つづく

母さんが来た

3月22日に日本は秋田から、私の母がオーストラリアにやってきた。

初めての海外、それも一人で途中シドニーで国内線への乗り継ぎをしてメルボルンまで。

乗り継ぎが心配だったけど、私の友人がカンタス航空に勤めていて、彼女が母の日本からのフライトに乗務している自分の友人に私の母の面倒を見てくれるようにとお願いしてくれたから大丈夫だろうと祈りつつ、無事にシドニーから乗換えができましたようにと祈りつつ、ドキドキしながらゲートで待っていた私たち。

・・・・・・・・・
ところが、乗ってくるはずの飛行機から母さんが降りてこない!!!
「えーーー!!」
友人宅のあるメルボルン市内から車で初めて一人で空港まで運転してくるのに、緊張しすぎて胃がキリキリしてた私。
今度は心配で吐き気が・・・。

とにかくカンタス航空のサービスデスクで母が乗っていたかどうか確認。
でもセキュリティの関係で乗客の情報は教えられないと・・・。
そこで折れるわけにも行かず、涙目で懇願。
「うちの母が一人で・・・英語も話せず、どこかで迷っていたら・・・。連絡の取りようもなく・・・」
すると、私をテロリストじゃないと判断したのか、チャチャっと調べてくれ
「予定のフライトには乗れなかったようだけれど、次のに乗っている可能性はかなり高いわ(ウィンク)」
ということで再びゲートで祈りながら待つこと30分。

無事に出てきた母を見て、心底ほっとした私たち!
いらっしゃい~~~!

ついについに、母さん異国の地に上陸!!

私の心配とは裏腹に、私より落ち着いていて、早速よい出逢いを経験してきたと母。
何はともあれ、よかった!

きょとんとするハンナ。
テレながらもバアバと約5ヶ月ぶりの抱擁。すてき。


さて、4時間のドライブも何とか無事にこなし、夕方5時にはビューティーに着いた私たち。
「ようこそ」と、自分たちの家へ母を迎えることができてとても幸せ!
庭や家の中を案内。
お土産もたくさん頂いて、ありがとう、みんな!
1週間足らずだけど、楽しんでいってくれますように。

その夜は、母に再会するためにアデレードからスティーブの両親も来ていたので、アンディ宅でBBQ!
長時間のフライトとドライブで疲れていた母だけど、みんなでオージースタイルにBBQを楽しんだ。

2010年3月15日月曜日

So cute, my daughter

親バカなタイトルですみません・・・。

昨日、下の二本目の歯が生えてきたハンナ。
もうちょっとしたら二本高さがそろうね!


つかまり立ちをして横に動いては、そこから座る方法をまだ知らないので、いつもその場で助けを求めるハンナ。
かわいいと思ったのは、今日昼寝をするのに一緒に部屋にいたんだけど、全く眠る気配がない。
一緒に横になってた私を這い上がって、隣にある私たちのベッドにつかまり立ち。
立ったと思ったら、今日は足を曲げてお尻をトンと床に着いて、立った姿勢から初めてお座りできた!

「ははーん、しめた!」と言わんばかりの笑みを浮かべたハンナ。
すると、また立って同じ方法でまたお座り。

最初のときより大きな笑みを浮かべながらまた同じ動作を繰り返す。

・・・・かわいいーっ。

嬉しそうに何度も何度も立って座ってを練習するわが子。
かわいいなぁ。

場所を変えて立ってみたら同じように座れずに、結局また「ふぇ~ん」と言って助けを求めてきたけどね。笑


最近は外やテレビで猫を見ると、「まーぉ」と猫の鳴きまねをするハンナ。
おしゃべるするのも時間の問題だな!
楽しみ♪

2010年3月14日日曜日

ロットネスト島

アップするの忘れてた!

パース最初の週末は、スティーブの親友ロビーと共にロットネスト島に行ってきた。

ロットネスト島はパースから最も近い島で、シュノーケル、ダイビングやサーフィンが楽しめるとても美しい島。
ロビーのボートでフリーマントルから約30分。
風が強くて荒波が予想されていたけれど、実際は大したこともなく快適な旅となった。

ハンナのボート初体験もなんのその。
船の揺れのおかげで道中熟睡。

初めに行ったのは、普段は波が寄せて入れないというベイ(名前忘れちゃった)。
とても落ち着いていて、透き通る水の美しいこと。



シュノーケルをするのに海に入ったんだけど、私の鼻が低い所為でゴーグルがイマイチぴったりせず鼻のところから海水が入りたい放題。
海に潜るときはいつもこんなかんじで、自分のゴーグルがないとだめな私。

ということで、しかたなく泳ぐだけ泳いでボートの上でハンナと戯れることに。



ボーイズは側にある海中の洞窟まで潜ったようで、感激していた。


予定よりも少し遅くフリーマントルを出発したので、そこでひと泳ぎした後は島を一周して夜食事をするパブがあるトムソン湾へ。
長い週末連休ということもあり、港にはたくさんの船が停泊していた。


ここ1,2年の間に改装したらしく、もともとは古いパブだったとのこと。
そのHotel Rottenest(ホテルロットネスト)は、たくさんの人がいて、オープンでにぎやかでおしゃれで、食事も結構おいしく、楽しい夜を過ごせた。


食事の後は、夜の海を移動。
ロビーのお兄さんたち家族と友達が停泊しているベイへ。
ボートが4艘くっついて、快適な空間が広がっていた。

私たちのボートも参加させてもらい、後はゆっくり休むだけ。
ボーイズがみんなと飲んでる間に、ハンナは船の中であっという間に眠りに落ちた。

翌日の海も比較的穏やか。
帰る前に少し沖に出て、ボーイズはまたシュノーケル。
ハンナが眠っていたので私は船の上でお留守番。
沖は結構波が立ってて、アンカーが頼りなく感じるほどボートがあちこちに揺られた。
私が海に入っても流されて終わりだったな・・・と、留守番でよかったなんてちょっと思った。

道中鯨もにもイルカにも会えなかったけど、無事に本土に戻ってきた。

ボートを車で引いてロビー宅へ戻ると、シャワーも浴びる暇なしにランチ。
そう、スティーブとロビーは大の飲茶好き。
ホント、あきれるくらいの飲茶馬鹿。
どうしても今日飲茶を食べないとと、大急ぎでランチをしに町にでた。
私は飲茶じゃなくてもいーのにーーーと言ってるのに、そんなの誰も聞いてない。
リアルチャイニーズというかんじの大雑把サービスに不服をいいながら、これがまた飲茶の醍醐味と言いながら、結局おいしく頂いた。


夕方、仕事の終わったロビーの彼女ローラと彼女の友達(皆さん医者)でサンセットクルーズ。
ロビーの家のあたりからフリーマントルまで40分ほどクルーズして、ディナー。

長い一日が終わった。

船で過ごした海での一日、贅沢したなー。

ありがとう。

2010年3月13日土曜日

ただいま

アデレードに居る間、スティーブから電話が2度あった。
こんなに連絡来るとは思ってなかったので嬉しい限り。
そして順調だということだから尚更嬉しい。

最近、飛行機に乗る時とても、緊張する。
「もし何かあったら・・・」と今までは考えたこともなかったことを毎回考える。
誰かに話したら、それは親になったからだよ。といわれた。
そうかもしれない。
車を運転するのも、毎回緊張する。かなり守りに入った自分を感じる。
子を持つと人って、やっぱり変わるんだな。


そんなこんなで、緊張しながら4時間半のドライブを無事に終え、木曜日の夕方にはビューティーに戻った。
Soooo Good to be home!!
帰って来れて本当に嬉しい!帰って来れる家があるって嬉しい!!

でも寂しい!
・・・・

夕べはアンディの家でディナーをご馳走になった。
たくさん散歩もしてスーパーでたくさん友達にも会った。
2ヶ月はあっという間に過ぎるだろう。
母が来るまでに済ませたいことがたくさんある!がんばろう!

adelaide

パースは素敵な場所だったけど、スティーブが行ってしまったから後はなんだか寂しくなっちゃうのでアデレードに行くのがとても楽しみだった。

機械故障で予約していたフライトがキャンセル。自動的に次のフライト(1時間後)が予約された。
パース空港ではレンタカーを返してハンナを背負って大荷物をトローリーで押しながらチェックイン。
ベビーカー入れて10kgも重量オーバーしちゃってたけど、フライトがキャンセルされてたからかな、ビジネスクラスのタグつけてくれてチャージなし。ラッキー♪
・・・・
若い頃バックパック二つも背負って旅してたなんて信じらんない。
一旦一緒に旅するパートナーができてしまうと、結構頼ってるものなんだなぁ。スティーブが居なくてなんだか一人でバタバタしてしまった。

無事にアデレードに着くとスティーブの両親と妹エアリー、彼のアンソニーがお出迎え。
最近ママ、ママなハンナは私にしがみついて離れない。

いずれにしても、アデレードは色々なフェスティバルの真っ最中。
ノーザンライツというイベントは、アデレード大学の校舎に光で絵を投影するショー。
カラフルでとてもきれいだった。

それからフリンジというアートフェスティバルも行われていて、いろいろなショーが行われているガーデンは人がたくさん、とても賑やかだった。
ショップもたくさん出ていて、あちこちにさまざまなテントがあって中では演劇とかクレイジーなショーとかダンスとかが行われていた。

これは『眼で呼吸をする男』というショー。
ふんどし一枚の男がボソボソと客寄せしていた。怪しすぎる。

時間もなかったのでどのテントにも入らなかったけど、来年はハンナを祖父母に預けて満喫しに来ることに決定。
今から楽しみだ。

冬服の買い物をして家族と一緒に過ごせたアデレード。
楽しかった。

2010年3月7日日曜日

出発

1時間ほど前にガソリン給油所がガソリン切れで、
また出発したはずの港に戻ったと電話があったけれど、

今日午後4時にスティーブが今年も漁に出発した。

下のバックデッキで手を振ってるのはスティーブ

スティーブの乗るボート『CA-DENⅡ(ケイデン2)』

朝8時から港に出て、正午までには出発だったはずが、準備がすべて終わっていなかったのと、
クルーの一人が来ていないということで出発が延期に。

なんと話によると、そのクルー・マティが夕べ酔って他のボートのクルーを刺したんだとか・・・
怖っ・・・!!
それで、刑務所に入ったとかなんとか・・・・・

よくスティーブが、遠洋漁業にでるクルーの中には犯罪者が多いっていう話をしていたけど、
こんなにリアルに起こるとは思わなかった・・・

マティ、数日前に会ったときはあったかそうな人だったのに。

まぁそんなこんなでスティーブともうちょっと一緒に居られた。
ランチしたり芝の上でゴロゴロしたり。

ランチの時に。ハンナとパパのビッグキッス

後で発覚したことだけど、実はマティ、捕まってなくて、事実は闇の中。
昼前には、刺された人の兄弟といとこが「他に誰が関わっていたんだ」「リベンジする」とか言って港に来たりして、結構物騒なかんじだった。
とにかくキャプテンがマティはもう要らないと言ったから、
スティーブが彼の荷物を持って公園で渡すことに。

会ってみると、自分がやったんじゃない、事故だったという話。
マティは酔っていてスピードもやっていたとかいう話だから、実際はどうなのかわからないけど。
マティ、3ヶ月のベイビーがいるのに・・・。

どうにか罪を晴らして途中からオンボードしたいみたいだけどね。
今回の漁、ベテランと呼べるのがスティーブ本人入れて全10人中4人しかいない中、
マティが抜けたら(キャプテンはデッキの仕事はしないから)ほんの2人だけしかちゃんと仕事を知ってる人がいないわけで、スティーブもマティが戻れるなら戻ってきてほしいと思う気持ちが強いみたい。
キャプテンとクルーの間に立ちながらクルーに指示を出して、新クルーたちに漁について一から指導しながら自分もホタテの処理をするという、体がひとつでは足りなくなりそうだ。

出発間にいろんなことが起こって少しナーバスになっていたスティーブ。
もう起こりうる最悪の事態は起こってしまったから、後は前進するだけだよと励ました。


午後4時、準備が整って、スティーブが私とハンナにビッグハグ&キス。
新クルーにあれこれ指示を出しながら、出港。
上のバックデッキから私たちに大きく手を振っていた。

2ヶ月したら会えるし、2ヶ月なんてあっという間。
彼が仕事をしている場所や様子がわかると、知らなかったときよりもなんとなく気持ちが楽だ。
そう強く心を持って、いくら我慢したって、頭と心じゃやっぱり違うのね。
どうしたって涙は流れてくるものみたい。
ハンナも、いつもとちょっと違うバイバイを感じたのか、
声も出さずにただ遠ざかっていくパパの乗った船を眺めていた。

真ん中に見えるのが『CA-DENⅡ』
ハンナとビーチから眺めた。

後は、とにかく彼の無事を祈るばかり。

明日の夜にはアデレードだ。
家族とすごせるから、ちょっとは気持ちが晴れるかな。
楽しみだな。

2010年3月2日火曜日

アーロン

前回のメルボルンの週末が無事に過ぎ、ビューティーに戻った私たち。
ゆっくりする暇もなくあっという間に翌週末になっていた。

パースで一週間、一週間後スティーブが漁に出たら私たちはアデレードに飛んでこちらの家族と4,5日過ごす。
というわけで2週間家を空ける。
家中の消せる電源を消し、冷蔵庫の上に生魚が乗っていないか確認し、しっかりと戸締りをしていざ出発。
ドライブも順調で、余裕を持って出発したから、空港にも余裕の時間で到着。
いつもギリギリか遅刻のスティーブは早すぎたと文句を言っていた。
遅いより早いに越したことはないの!!


私にとっては初めてのパース。
以前パースに住んでいた友達も、パースに行ったことのある友達も皆「WA(ウエスタンオーストラリア州)は美しいところだ」と言っていたのでとても楽しみにしていた。

初2泊はパースから南へ約40kmの辺りにあるMandurah(マンジュラ)に住むスティーブの友人アーロン宅。
アーロンはケニア人の妻ジュディとの間に1歳8ヶ月のセリナがいる。

寝る前に牛乳を約1リットルも飲む丈夫な女の子だ。

アーロンは120キロの巨漢。
体周りに肉もあるけど、どちらかといえば内臓肉系でとても不健康。
不健康なのもうなずけるのは、15分おきに吸うタバコと、愛してやまないというアイスコーヒーの暴飲。
カーペットクリーニングをやっている彼は他にも夜勤の仕事を週3回しているために、
なかなか家族でゆっくりと過ごす時間がない。
しかも時間があればオフィスに篭ってタバコとアイスコーヒーをお供に、世界の陰謀説についてネットサーフィン。
ありとあらゆる陰謀説を調べだしては将来を不安がる。
本当はあれこれとしたいことがあるんだけれど、将来が安全と保障されないうちは何もできないと
言い訳をしながら夢を語るだけで行動しない。

世界をヨットで旅するんだとヨットを購入したものの、使うのは一ヶ月に一度あるかないか。
キャンプをするんだと必要なものをすべてそろえたのに一度も出番なし。
ダイエットをしようと買ったトレッドミルは一度も使われないままリビングの真ん中に未だに座っている。

そんなアーロンにそろそろ愛想が尽きてきたジュディが、男の友人と携帯でメッセージのやり取りをしているのが発覚。
今ケニアからジュディのお母さんが来ているのにも関わらず、
2,3ヶ月前から二人の仲は危機を迎えていた。

でも娘のこともあるし、アーロンにはどうにかやり直したい気持ちがあるため二人は辛うじてつながっている。

今回私たちが泊まって、アーロンが珍しく娘と一日を過ごしたり、娘同士が戯れているのを見たりいろんな話をするうちに、二人の気持ちが少しずつ動いていったみたい。
着いたときにあった冷たいぎこちない空気が、私たちが発つ頃には少し暖かいものになっていた。
よかった。
後は、アーロン本人がもっと健康的な生活を心がけてくれればね。
まだ32歳なんだから!



パース、まだ続く。
次回は週末に行ったロットネス島の話。